ヨガ哲学の中のほんの一部ですが、ヨガの八支則の、”ヤマ・ニヤマ”の中の”ヤマ”という、簡単にいえば

してはいけないこと

というものが、あります。

難しい説明はこの記事ではバッサリ割愛します。笑。

ヨガ哲学は、ヨガ・リトリートでも説明していますのでよろしければこちらもご参加ください。

その”ヤマ”にも色々ありますが、今日はその中でも”アスティヤ”について。

私は”アヒムサ”(非暴力)も好きですけど、今日はそっちはぐっとこらえて、アヒムサではなく”アスティヤ”について少しだけ語ります^^

アスティヤ、は、よく「盗まない」と訳されます。

もちろん正しい。

そしてその「盗んではいけない」は、”モノを盗む”もありますが、それって道徳の中では当たり前のこと、普通の人なら人のもの・公共のものは盗みません。よね。

ここでの”アスティヤ”は、”時間”も含まれます。

今日はここを強く言いたい。

人が得た知識を盗む行為もこれに当たります。

約束の時間に遅れる、もコレに当たります。

例えば、誰かと待ち合わせしていて、時間に遅れてしまう、、

これも、相手の時間を奪っていて、アスティヤに反してます。

リトリートの参加者さんと日本で再開した時のもの。

約束の場所に、約束の時間に会えました！

感動！！

さらに例え話で、

私はバリ島でヨガリトリートの仕事をしています、

その視察や調査にかかる時間は莫大。

少し嫌な言い方をすると、、

その情報だけを持って行ってしまうことも「盗む」に値します。

私の時間をごっそり持っていく行為は、温厚な私でも「むむ！？・・・ぐさっ！」っと心に刺さる。

そしてなかなか抜けません、、悲

以前オーストラリアに住んでいたし、各国でのロングステイ、そしてイギリス在住などで

「約束の時間に人はやってこない」

は学んでます(あはは！)、ですのでここは気にならなくなりましたが、私自身は約束を守り、時間よりも前にそこに到着する習慣は子供の頃から変わっていません。

人の時間は盗まないぞー。

アスティヤの深い意味には、”今あるものだけで満足せよ”ということもあって、そうしていたら色々な”富”(物質的なもの、とは限らない)が巡ってきますよ、ということ。

不盗を確立した者のところに、すべての富が努力なく集まる

“In the presence of one who is established in non-stealing,

all treasures effortlessly come to him/her”

執着しないで、必要なものを必要なだけ手にして過ごしたらいいのではないかな。

ルドラクシャに関していうのであれば、

「コレないですか？仕入れてください/見つけてください」

というリクエストは多くいただき、そこに向かって最大限努力します、してきました、しています。

発見に関しては私の努力だけではどうしようもないこともありまして、申し訳ないのですがこればかりは神のみぞ知る、です。

ですけど仕入れることはできまして、仕入れた上で連絡をしても、、、

キャンセル、なら全然いいのです(今はデポジットいただいてます)、

無言・・・・・

これ、日本人に多いですね。

日本人の無視＝NO

なのだと人から言われたことがあります。

さて、

”アスティヤ”の根本的なものって、結局は「欲しがること」だと考えます。

人の時間を奪うこと、人のものを盗むこと、この前にあるのは「それが欲しい」でしょ。

情報が欲しい、モノが欲しい、自分の時間が欲しい(だから約束の時間に遅れる)、そこをなくせば楽になれます。

ルドラクシャを買うときには、「決して人から借りたお金で買ってはいけない」と私が記載しているのも、根本的にはここです。

「欲しい」、、その時お金がなかったとする、、人から借りる、、

という行為はアスティヤに反するので、例えばルドラクシャのマーラーが「欲しい」と思うのではなく、

「今、自分に必要だ」

と思えたら、買うかどうか、ご自分で決められるのではないかな。

本日も、”盗む”ことなく１日過ごしましょう！

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